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超10医療 〜田中眞治医師の寄稿〜

2014.03.31 Monday | category:-

  困難を抱えた人を結びつけてネットワークを形成することのできる人はやはり困難を抱え、その困難を乗り越えた人が一番強いはずです。例えば少女時代に母親の再婚相手からDVをうけた経験を持つ女性が20才代後半になって初めてそのトラウマを乗り越えて護身術を世の女性に広める活動をするようになった事例、サラ金に追われてホームレスになった男性がホームレス支援団体の一員になり、ビッグイシューという月刊紙を路上で販売するようになった事例等、枚挙にいとまがありません。

 しかし、このような事例を挙げるまでもなく現在広がっている困難はもっと一般的で広くてどこでもだれでも遭遇する困難なのです。不妊、育児上の悩み、保育園が見つからない、保育料が高い、発達障害がある、学童保育が利用できない、就学援助を受けられない、塾に行かないと授業についていけない、望む進学校に入れない、仕送りが大変、家庭内暴力、いじめ、不登校、授業に集中できない、授業が成り立たない、校内暴力、仕事が見つからない、就職したけど労働がきつい、合わない、残業ばかりでデートも出来ない、結婚相手が見つからない、結婚資金が貯まらない、老後が心配、年金だけでは暮らせない、がんを宣告されたけど相談する相手がいない、親子関係が、嫁姑関係が、夫婦関係が、遺産相続がうまく行かない、老後はひとりになり介護を誰がするのか、葬式の費用は....など生まれてから死ぬまで、さらには死んだ後までありとあらゆる困難に私たちは遭遇します。昔の人が言ったように生老病死すべてが困難なのです。しかもこれらはすべてひとりではどうしようもない困難ばかりです。


  これら無数の困難の数だけ、お互いに助け合うグループやボランティア、NPOなどが存在し、資金的にも人材的にも安定的に運営されているというのが理想の姿だと思います。

 いっぽう、国民がこれら無数の困難を乗り越えるため国に対してさまざまな社会保障をさせることは国民の権利であると日本国憲法には定められています。国の定める社会保障制度とボランティアなどの互助制度をいかにうまく設計していくのかが問われているのが今の時代だと思います。

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