超10blog香川県では、「超10(長寿)運動」=「健康で元気に長生きしよう運動」を、県民が力を合わせて実施します!

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2014.12.11 Thursday | category:-

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 東日本大震災後仮設住宅に入居している人々がこれから秋、そして冬を迎えようとしています。仮設住宅はプレハブで4.5畳の2部屋と台所、風呂というのが標準的な間取りです。寒冷地では必要なことですが玄関に雨風、雪、寒気をよける風除室がありません。また風呂の追い炊きが出来ないこともこれからの心配の種です。障害を負った高齢者が使用できる浴槽ではないためにデイサービス等を利用しなければ入浴ができません。

 津波を避けるために高台に建設した仮設住宅が9月の連続した台風で山崩れや床下浸水の脅威に晒されました。

 国土交通省のホームページによると9月20日現在52470戸必要数のうち50099戸が完成し、51788戸が着工しているとあります。つまり、計画のほぼ90数%まで仮設住宅が提供されているのです。その建設は岩手県、宮城県、福島県などの891地区に及んでいます。

 これから、何年かの後には仮設住宅から出て新しい家にみんなが住み替えることになりますが、そのためにはどのような準備が必要でしょうか。

 その答えはやはり国土交通省の住宅局の来年度予算要求に現れています。

1)環境に優しい(CO2を削減できる)地産木材を使用した家を造る。

2)サービス付き高齢者住宅の建設(医療や介護サービスが24時間)

3)住宅ローン支払い困難者の支援

4)持ち家からの住み替えの支援

などの施策です。ところがこの施策は震災の地域に限ったものではなく日本全体を対象とした施策なのです。

 この施策を特に被災地域で一気に進めるために国の予算を被災地に集中した上で地元の業者による木造(震災に強い)の集合住宅、高齢者住宅の建設と植林、そして放射線に汚染された表土の除去を一斉に行うことが必要です。安心して住むことのできる住居を確保して出来るだけ早く仮設住宅から出ることができるよう、今年の冬をなんとか乗り切れるよう願ってやみません。




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超10大学9月の講座

2011.09.18 Sunday | category:超10大学

もう案内が来てるよという方もいらっしゃるかもしれません

 超10大学9月の講座は「有機野菜のおいしい講座」です。
【申し込みフォーム】http://cho10.jp/daigaku_form9

頭でっかちになっていませんか?
有機野菜は健康にいい!
と知っている。理屈もうんちくも語れる。

でも、意外と意識して食べたこと、ない?とか・・・。

さあ、食べましょう。おいしくいただきましょう。
有機野菜の生産者、小谷稔先生のお話を噛みしめつつ、
どうぞ存分に食してください。
健康のためだけとは言い切れない。
「おいしいから、有機野菜」と豪語するファンの続出、まちがいナシの講座です。


内容は大きく3つ

青空教室で野菜を見る目を養おう
今回の講座は野菜の苗を植える体験から始まります。どのように育ち収穫され届くのかを知ることによって賢い選択眼を持った消費者になってほしいと思います。
是非お子様連れでご参加ください。
※苗植え体験は・カブ・小松菜・チンゲン菜を予定しております。
成長の記録はみのる農園さんのブログで見ることができます。
http://blogs.yahoo.co.jp/maru1234xxx/62734866.html

お昼は野菜バーベキュー
とれたて野菜がシンプルに調理されると、どれだけ美味しいか!ご存知ですか。
今回のシンプルはピザです。
しかも!「ダンボール釜」で焼きます。
ダンボール釜って!?思われた方必見です!!
(釜が焼けるんちゃ〜ん〜?!

おみやげ野菜プレゼント
農家さんの思いが詰まった無農薬野菜をお土産にどうぞ。
ご自宅でも是非ご賞味ください。


日時;2011年9月25日 10時〜12時30分頃

会場:みのる農園(駐車場有)
   高松市小村町433−1

参加費:早割 大人2,500円 小学生以下400円(9月21日17時受付分まで)
    通常 大人3,000円 小学生以下500円

講師:小谷稔先生 みのる農園農園主


参加希望の方はこちらまでご連絡ください

TEL: 087-897-3010 (対応時間:平日9:00〜17:00)
メール: info@cho10.jp
めざせ!超10: http://cho10.jp/ 
【申し込みフォーム】http://cho10.jp/daigaku_form9

平日以外で急ぎ連絡をとりたい方はこちらまでどうぞ
docomo: 090-4504-4035
iPhone: 080-4036-9633
(当日、場所が分からない時などの緊急の場合も上記携帯までご連絡ください)
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朗報です! 田井外科医胃腸科医院院長の田井祐爾先生が、寄稿メンバーに加わってくださいました。今日は、初回の原稿です。これから毎月10日が田井先生、25日がおなじみ田中眞治先生の寄稿となります。引き続きお楽しみに!

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みなさん初めまして、高松で開業をしている田井外科胃腸科医院の田井祐爾と申します。院長という立場から「かかりつけ医」として地域住民の健康管理をしているのですが、勝手に健康情報アドバイザーと名乗り、ブログ「Life-LOG」を通して、全国に向けて健康情報も提供しています。ひょんな事から「超10」とのかかわりが生まれ、今回から田中先生と交代で超10ブログに記事を書くことになりました。毎月10日が私の担当になったので、これからよろしくお願いいたします。

私のクリニックでは「ダイエット外来」を設けており、「なぜ太るのか?」「脂肪の減らし方」「リバウンドのメカニズム」など理論を徹底的に教え込んでいます。生理学や生化学の知識の無い一般人は面食らう内容かもしれません。しかし、食品業界が幅を利かしている現代社会で、健康的な食生活を送るために知識は絶対不可欠です。大手食品会社で働く頭のいい人間が考えぬいて開発販売されている商品に対して無知な人が抗うことができると思いますか?彼らの思うがままになっているから人は太っていくと私は思っています。自分で自分の健康を守るために「知る」という行動が重要になるんです。しかしながら、栄養学や予防医学の領域も未だ分からないことも多く、色々な立場に立つ専門家が持論を繰り広げているため、知識を得ようとしても混乱するばかりというのも事実。ここに正しい道を示すためにエビデンス(証拠)をベース(基に)にした情報が必要になるんです。仮説で人を説く専門家ではなく、エビデンス・ベースで話をする専門家として情報を提供していきます。

ダイエットの話題に明るければ、「低炭水化物ダイエット」「低GI値ダイエット」もしくは「低インスリンダイエット」という言葉を聞いたことがあるでしょう。短期間に減量する方法として効果はありますが、減量を維持する方法として有効かどうか調べた報告はありません。今年の8月に雑誌Evidence-Based Medicineに新しい知見が報告されたので紹介します。

欧州の研究で、過体重もしくは肥満(BMI値27-45)の18歳から65歳の成人1209名に参加してもらい、最初に8週間のカロリー制限ダイエットをしてもらっています。体重の8%を減量(例えば体重80kgの人なら6.4kg)できた被験者938名から773名を無作為に4つの減量維持プログラム(食事療法)に割りふっています。高タンパク食(摂取カロリーの25%)か低タンパク食(摂取カロリーの13%)、それぞれのグループに高GI値食もしくは低GI値食を組み合わせた4つの減量維持プログラムです。脂肪の摂取はどのグループでも25-30%にコントロールされていました。6ヶ月後に減量維持プログラムに参加しなかったグループを含めて5つのグループの評価がされています。

結果ですが、8週間のカロリー制限ダイエットで平均11kgの減量ができています。減量維持に関して言えば、高タンパク食のグループは低タンパク食に比べてリバウンドが0.93kg少なく、低GI値食のグループは高GI値食グループに比べてリバウンドが0.95kg少なかったということです。体重が著しく増えたグループは、低タンパク食で高GI値食のグループで1.67kgの増加がみられました。サブ解析に面白い結果があります。高タンパク食のグループでも、高タンパクの食材を食べなさいと説明をうけただけでは0.54kgの減量しかみられなかったのですが、高タンパク食の食材を提供された場合2.7kgの減量ができていました。GI値食に関してはこの結果と全く逆になっていて、低GI値食の食材を選んでも効果は期待できず、低GI値の説明を受けて自分で選択した方が効果がありました。

こういうデータをみて言えることは、短期的なダイエットを試みて成功をした後、それを維持するために低GI値食に加えて高タンパク食をすることが効果があるということがわかります。しかし、注意して欲しいのは、低GIとラベルされた食材を選んで食べるより、低GIの食材がどういうものか自分で調べて選んだ方が効果的で、逆に自分で高タンパクだと思って選んだ食材を食べていても、実際は高タンパク食になっていない可能性もあるかもしれません。それに、長期間と言っても6ヶ月という短い期間なのでこの効果がいつまで続くのかわからないということも知っておいてください。

健康的な生活を送るために気になる報告を紹介していこうと思っているので、これからもよろしくお願いいたします。
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