超10blog香川県では、「超10(長寿)運動」=「健康で元気に長生きしよう運動」を、県民が力を合わせて実施します!

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超10医療 〜田中眞治医師の寄稿〜

2010.04.24 Saturday | category:-

 香川県地域医療再生精神科医療

 

 平成20年に国立善通寺病院とさぬき市民病院、岡病院が相次いで精神病床を休止、廃止したために大川医療圏では精神科病院がなくなってしまいました。そのために、高松市内の精神病院に患者さんが集中し、入院ベッドは常に満床状態となり、精神科患者さんが急に病状が悪化しても入院ができない状態となってきています。


 また内科的な病気をもった精神科の患者さんは精神科と内科や外科等がある総合病院で入院しなければ十分な医療を受けることができないのに、県内ではこの総合病院が高松市民病院(70ベッド)と坂出回生病院(51ベッド)だけになってしまいました。しかも、高松市民病院は2014年に仏生山の農業試験場跡地に移転新築時には精神科を廃止する計画となっているのです。


 その結果、合併症をもった精神科の救急患者さんが坂出回生病院に集中することが予想されています。

 この背景には厚労省の精神科病床削減方針(精神障害者が入院中心から脱して地域で生活できるよう)、精神科医の不足、自治体病院の経営構造改革などが考えられますが、急速に進んでしまった精神科病床の削減が香川県民にどのような影響をもたらすかについて今こそ、考える必要があります。


 産婦人科の医療崩壊については前回お知らせしましたが、精神科の医療崩壊についても県民に十分情報公開した上で、本来あるべき精神科医療について、将来を見通した制度設計が必要とされています。

 少なくとも公的病院の精神科病床廃止は中止すべきではないでしょうか。

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超10大学

2010.04.23 Friday | category:超10大学

4月18日(日曜)、超10大学が開校しました。
健康をテーマに12の講座を設けた校舎を持たない学びの場です。
第1回目は、毎月2回、高松市の中央公園を中心に行っている「超10まちなかウォーク」の拡大版として、男木島を歩きました。

講師は、にこにこ健康塾の塾長、山奥慎一さん。
見る度に貫禄が増しています!
最初に、体操を行いました。
独自のメソッドをお持ちで、いつもちょっと不思議なポーズをしますが
目に見えて効果が現れる!凄腕トレーナーです。



体操のあと、男木島の灯台をめざして歩き始めます。
およそ3キロ。


お昼前に灯台に到着!

島のおばあちゃんにもすれ違いました。
男木島に暮らす人は、200人くらい。平均年齢は70歳とも80歳とも言われています。
とても長寿な島です。
島ではクルマはほとんど走っていません。地形的なこともありますが、
そんなに急いでどこにいくのか?と言われそうな島です。
超10の秘訣を体感したような気がします。
参加いただいた皆さま、ありがとうございました!


次回の超10大学は、5月15日(土曜)。
ファイナンシャルプランナーの高橋朋宏氏を招き、
「もはやタブーとはいえないお金の話」を開講します。
長生きに、お金の知恵は少しくらい必要ですもンね!
詳しくは、「超10通信」をご覧ください。

「超10通信」をご希望の方にはお送りいたします。(無料)
お電話087−897−3010(KAGAWA超10推進委員会)



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超10まちなかウォーク

2010.04.17 Saturday | category:超10ウォーク

下の写真は、どこでしょう?


これは、高松丸亀町商店街です。
部分的に着手している再開発。
新しいエリアの工事が始まるようです。
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ラジオ、あなたは聴いていますか?
私は、通勤の時のクルマで、朝日放送を聴いています。
「おはようパーソナリティ同上洋三です」という30年近くも続いている長寿番組。
会社では、FM802を流しています。
こちらも、朝はヒロTという卓越したすご腕DJがやっている番組があります。
香川県の高松市でも、電波が入っているのですね。

昼以降は、あまり聴きませんね・・・
会社でも、昼からはFMを消していることが多いです。
世間一般もそのようで、ラジオは朝聴かれるものだという相場で、
従って、朝の時間は、媒体料が少し高めに設定されています。
テレビでいうところのゴールデンタイムは、
ラジオでは朝なのです。

NHKに「ラジオ深夜便」という長寿番組がありますね。
これなんかは、眠れぬ人が夜、枕元にラジオを置いて
静かに聴いているという絵が浮かんできそうな番組です。
深夜のタクシーとかトラックドライバーも、愛聴者は多いと思います。

でも、あなたはラジオを聴いていますか?
おそらく大半の人がNOだと思います。
ラジオも、他の媒体と同様に、広告収入を落としています。
事実、スポンサーがついていない番組のコーナーもあります。

私がコピーライターとして、ラジオCMを書いて欲しいというオーダーを受けたのは
もう数年前が最後です。
ある大阪のスポンサーで、朝日放送の午後帯のスポットCMを書いたのが最後ですね。
ラジオCMのオーダーと入れ替わるように注文が相次いでいるのが
ウエブのテキストです。

ラジオ、これからどうなるのでしょうか?
そのあたりの考察を、次回はやってみたいと思います。
スポンサー収入は、これからもやはりラジオ局を支えるのでしょうか?


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香川県地域医療再生計画産科の現状

 

 香川県内の産科医は、平成18年現在で87人であり、平成10年の109人から20%減少しています。年齢別に見ると20才代3名、30才代16名となっており、50歳以上が6割を占めています。この世代構成から新しい産科医の養成をしない限り、今後10−20年で産科医の減少がさらにすすむことが予想されます。

 平成20年には香川県で8600人の赤ちゃんが生まれていますから単純に計算すると一人の産科医が年間100人の出産に立ち会っているということになります。

 

 平成18年以降もお産に従事する医師は減少し、お産を中止する医院が増えています。その結果市内の大病院でしかお産ができない状況がより進んできています。香川県出身者が県外から里帰り出産をしようとして高松市内の病院に申し込んでも妊娠10週以内でないと受け付けてもらえないということも起こってきています。つまり、県外で妊娠したら10週以内に里帰りを一旦しなければ高松市内では出産ができないことになろうとしているのです。

 

 このままではお産をするために病院を探して遠方まで車を走らせなければならないかもしれないし、香川県でも「出産難民」が生まれかねないのです。

 実際、小豆島では内海病院だけが唯一産科がある病院となり、2名の産科医が年間180人(平成18年)の赤ちゃんをとりあげています。2名の産科医で24時間365日いつ生まれるかもしれないお産に待機している状況をいつまで続けることができるのかということが危惧されるところです。このような医師労働の厳しさが県内すべての産科医に日々迫っているのです。

 

 いつでもどこでも安心して出産することができる病院が身近な地域にあるという県民の願いをかなえるために、早急に若い産科医の養成が必要です。また、産科医とともに出産に携わる助産師、看護師の養成も必要です。

 

 このような産科の問題は医師任せ、行政任せにせず、県民全体の問題として考える必要があります。

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 22年1月に香川県地域医療再生計画が発表されました。この中身を紹介しながら少し話を進めてみます。

(1) 県民に地域医療の確保に関し、特に力を入れるべき分野についてアンケート調査した結果は以下の通りでした。

「医師や看護師など医療従事者の確保・育成」61.5%

「夜間や休日等の救急医療体制の確保」43.5%

「在宅で寝たきりになった場合の在宅医療・在宅歯科医療の充実」31.8%

「無駄な受診をしないための患者への意識啓発、情報提供」27.3%

「医療機関間の連携や役割分担の推進」26.6%

「がんなどの緩和ケアに対応できる医療機関の整備」26.2%

「出産や子育てに関する医療の確保」26.2%

「僻地や地域で幅広い領域の診療に対応できる病院・診療所の確保」18.9%

「高度な先進医療の推進」16.3%


(2)疾患ごとの将来の患者数を推計した結果は以下の通りでした。

①香川県全体の患者数は2015年〜25年には現在(2005年)よりも約5%増加するがその後減少し、2035年には現在と同程度の水準になる。

②患者に占める65歳以上のものの割合は、現在は5割強であるが、2035年には7割近くに達する。

③脳梗塞や心疾患等循環器系の患者数は2020年には現在より、約20%増加し、救急医療に対する高い需要増が見込まれる。

④がんの患者数は2015年〜20年には現在より10%以上増加する。

⑤骨折などの患者数は2035年には現在より約15%増加する。

⑥妊娠・分娩、周産期の患者数は減少傾向にあり、2035年には現在の6割に減少する。

 

 香川県の地域医療再生計画は(1)や(2)のような現状と将来をよりよく改善するために対策を立てようとする内容です。その中身は県立病院の新築移転や病院間の救急ネットワーク作り、医師や看護師の養成計画などが具体的に述べられています。 香川県の医療や福祉のあり方を考える上でもこの地域医療再生計画を少し細かく分析していきたいと思います。

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