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超10医療 〜田中眞治医師の寄稿〜

2014.01.27 Monday | category:-

  私が5歳の頃、宮大工だった祖父がなくなりました。今から55年前の事です。前日まで妹をおんぶして散歩していた祖父が頭が痛いと言ってそのまま畳の間に寝込んでしまいました。医師が往診にきましたがそのまま病院に行く事もなく、翌日には亡くなりました。(今思うとくも膜下出血だったと思います。)

 親戚、近所のひとびとが集まってきて急に騒がしくなりました。葬式の準備が始まったのです。竹やぶから竹を切ってきて葬儀用の飾りを作る男たち、厚揚げを煮たり、葬儀用の食事の準備をする女性たちが忙しく動きます。2日から3日間に及ぶ家の仏間での読経のあと葬儀はいよいよその場所を移動します。


私の家から「焼き場」と呼ばれる火葬場まで人力で転がす木製霊柩車、竹竿を掲げるひと、写真や位牌を持った遺族などが行列になって田んぼの横の道を約500mの距離を練り歩くのです。

 火葬場は露天で屋根がありません。1mくらいに掘られた長方形の穴に丸石が敷き詰められています。棺桶がおかれ周囲にわらを敷き詰めます。部落の男たちが当番制をしいた上で夜を徹して薪をくべます。棺桶が燃え、その中の遺体がきれいに骨だけに焼ける様火の勢いに気を配ります。


 村の年寄りたちが「夜になると急に棺桶から死体が立ち上げるんだ」とか「骨の燐が燃えて火の玉になり夜空に上がっていくんだ」とか子供にとっても忘れられない神秘的な話をしてくれます。


 このように葬儀は部落のみんなが村役の指示のもとに全て執り行い、遺族は亡くなったひとにずっと寄り添うことができるようになっていたように思います。それだけでなく私にとって祖父の死という出来事は悲しいという感情より、生きていた人間が焼かれて天に昇っていくという神秘的な儀式として多くのひとびとが慣れた段取りで淡々と行っていたという思い出になっています。

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