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2014.12.11 Thursday | category:-

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朗報です! 田井外科医胃腸科医院院長の田井祐爾先生が、寄稿メンバーに加わってくださいました。今日は、初回の原稿です。これから毎月10日が田井先生、25日がおなじみ田中眞治先生の寄稿となります。引き続きお楽しみに!

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みなさん初めまして、高松で開業をしている田井外科胃腸科医院の田井祐爾と申します。院長という立場から「かかりつけ医」として地域住民の健康管理をしているのですが、勝手に健康情報アドバイザーと名乗り、ブログ「Life-LOG」を通して、全国に向けて健康情報も提供しています。ひょんな事から「超10」とのかかわりが生まれ、今回から田中先生と交代で超10ブログに記事を書くことになりました。毎月10日が私の担当になったので、これからよろしくお願いいたします。

私のクリニックでは「ダイエット外来」を設けており、「なぜ太るのか?」「脂肪の減らし方」「リバウンドのメカニズム」など理論を徹底的に教え込んでいます。生理学や生化学の知識の無い一般人は面食らう内容かもしれません。しかし、食品業界が幅を利かしている現代社会で、健康的な食生活を送るために知識は絶対不可欠です。大手食品会社で働く頭のいい人間が考えぬいて開発販売されている商品に対して無知な人が抗うことができると思いますか?彼らの思うがままになっているから人は太っていくと私は思っています。自分で自分の健康を守るために「知る」という行動が重要になるんです。しかしながら、栄養学や予防医学の領域も未だ分からないことも多く、色々な立場に立つ専門家が持論を繰り広げているため、知識を得ようとしても混乱するばかりというのも事実。ここに正しい道を示すためにエビデンス(証拠)をベース(基に)にした情報が必要になるんです。仮説で人を説く専門家ではなく、エビデンス・ベースで話をする専門家として情報を提供していきます。

ダイエットの話題に明るければ、「低炭水化物ダイエット」「低GI値ダイエット」もしくは「低インスリンダイエット」という言葉を聞いたことがあるでしょう。短期間に減量する方法として効果はありますが、減量を維持する方法として有効かどうか調べた報告はありません。今年の8月に雑誌Evidence-Based Medicineに新しい知見が報告されたので紹介します。

欧州の研究で、過体重もしくは肥満(BMI値27-45)の18歳から65歳の成人1209名に参加してもらい、最初に8週間のカロリー制限ダイエットをしてもらっています。体重の8%を減量(例えば体重80kgの人なら6.4kg)できた被験者938名から773名を無作為に4つの減量維持プログラム(食事療法)に割りふっています。高タンパク食(摂取カロリーの25%)か低タンパク食(摂取カロリーの13%)、それぞれのグループに高GI値食もしくは低GI値食を組み合わせた4つの減量維持プログラムです。脂肪の摂取はどのグループでも25-30%にコントロールされていました。6ヶ月後に減量維持プログラムに参加しなかったグループを含めて5つのグループの評価がされています。

結果ですが、8週間のカロリー制限ダイエットで平均11kgの減量ができています。減量維持に関して言えば、高タンパク食のグループは低タンパク食に比べてリバウンドが0.93kg少なく、低GI値食のグループは高GI値食グループに比べてリバウンドが0.95kg少なかったということです。体重が著しく増えたグループは、低タンパク食で高GI値食のグループで1.67kgの増加がみられました。サブ解析に面白い結果があります。高タンパク食のグループでも、高タンパクの食材を食べなさいと説明をうけただけでは0.54kgの減量しかみられなかったのですが、高タンパク食の食材を提供された場合2.7kgの減量ができていました。GI値食に関してはこの結果と全く逆になっていて、低GI値食の食材を選んでも効果は期待できず、低GI値の説明を受けて自分で選択した方が効果がありました。

こういうデータをみて言えることは、短期的なダイエットを試みて成功をした後、それを維持するために低GI値食に加えて高タンパク食をすることが効果があるということがわかります。しかし、注意して欲しいのは、低GIとラベルされた食材を選んで食べるより、低GIの食材がどういうものか自分で調べて選んだ方が効果的で、逆に自分で高タンパクだと思って選んだ食材を食べていても、実際は高タンパク食になっていない可能性もあるかもしれません。それに、長期間と言っても6ヶ月という短い期間なのでこの効果がいつまで続くのかわからないということも知っておいてください。

健康的な生活を送るために気になる報告を紹介していこうと思っているので、これからもよろしくお願いいたします。
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2014.12.11 Thursday | category:-

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